古くなった眼鏡お家で眠ってませんか?
昔の眼鏡は高価なものでしたが、最近はお手頃な価格で手に入りますよね。しかし思い出深い眼鏡を眠らせておくのはもったいない!そこで古いメガネのお手入れ方法をご紹介します。
セル系フレームをお使いの方は分かると思いますが、1年くらい使ってると白っぽくなってきますよね(素材によりますが、、、)
セルロイドやアセテート素材のメガネは、汗や皮脂、整髪料などで劣化していきます。
しっかりメンテナンスすれば、新品のようによみがえります(素材や劣化状態によっては難しい場合もあります。詳しくは直接ご連絡ください)
今回登場するメガネ
目次
こちらの記事にまとめています、セルロイド製の『千一作』の第二作という型番
千一作シリーズであれば同じようにお手入れできますのでご安心ください。
基本的な手順
①#1000くらいの耐水ペーパーで下地処理をする
②#2000の耐水ペーパーで更に全体を綺麗に均す
③セルロイド用のコンパウンドでひたすら磨く
今から紹介する手順でやると、写真では分かりにくいですが、セルロイド特有の質感がよみがえりますよ!
詳しく画像付きで説明しますので、ぜひ最後まで読んでお試しください!
※自分のメガネをやっても大丈夫か不安な方は、試す前にご連絡ください。
まずはメガネを分解
蝶番のネジを外してできるだけ磨きやすくするために分解しましょう。できれば、レンズも外すと安心です。
また、テンプルの内側にある刻印(文字)を傷つけないように養生しましょう。
(簡単にテープなどを貼ればオッケー)
#1000〜#1200くらいの耐水ペーパーで下地処理をする
研磨に使うヤスリには目の荒さによって#(番)の単位があります。
数字が大きくなればなるほど目が細かくなりますので、小さい数字から使っていく形になります。
今回は#1000→#2000ですが、木材などではもっと目の荒いものを使うこともあります。
#1000台で磨くことで全体的に白っぽくなってしまいますが、後で細かいもので磨く前の下地処理となりますのでしっかり全体を削ります。
耐水ペーパーを使う事で少量の水をつけながら磨くことができます。
磨く際には「摩擦熱」で熱を持ってしまうので、水をつけながら磨ける『耐水ペーパー』がオススメです。
磨いた時の削りカスが散らかるのを防ぐ事もできます。
#2000の耐水ペーパーで磨く
2の工程同様に、少量の水をつけながら磨きます。
全体が白っぽくなってますが、この工程でさらに凹凸をなくしていきます。
ここをしっかりやることで、最終の仕上がりが変わってきますのでしっかり全体を磨きます。
触った感じ、表面が綺麗になっていれば次の工程に移ります。
セルロイド用コンパウンドで磨く
プラスチック(セルロイド)用のコンパウンドと、プラスチック専用のクロスを用意します。
オススメのコンパウンドはこちら
KOYO ニューサンライト プラスチック用コンパウンド 100ml
まずは、コンパウンドを薄く均等に全体に伸ばし
↓
専用クロスで磨きます(キッチンペーパーなどで代用可能)
薄い傷をこすって消していくようなイメージで、何度か繰り返していくとこのようになります。
眼鏡屋さんに持ってくと有料でやってるところも…
ショップによって対応は変わりますが、有料で2,000円〜くらいでやってるところもあります。
仕上がりも差が出ると思いますが、自分でやってみるとメガネそのものに愛着が湧くのでやってみるのをお勧めします。
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