こどもが視力測定に引っかかった!「眼科」と「眼鏡屋」どっちに行くべき?

こんにちは!

今回は、これから始まる夏休みシーズンにお子さんのメガネを作りに行こうとお考えのお父さん、お母さんに向けた記事となっています。

子供の視力について

メガネ屋をやっていると知り合いからよく

『子供が学校の検査に引っかかっちゃってさー』

なんて相談を受けることが多いのですが、そんな時薦めているのが

『まずは眼科さんで見てもらうこと』です。

こんなこと言うと眼鏡屋で検査できないの?

と言われる事もありますが、眼科さんでしか医療行為が行えないので、もしお子さんが「仮性近視」や目の病気などの場合は眼鏡店の機械では検出できない可能性があります。

そこで、みなさんが気になるお子さんの眼のことについてまとめてみました。
(個人的な見解も多く含まれております。ご了承ください。)

学校の視力測定の表し方

視力の目安

私が小学生の頃は、視力1.0とか0.7とかの数字で言われていたんですが今はABCDに区分けして表されます。

上の表にそれぞれの視力目安を表しています。

結構B判定でも心配で相談されるんですが、大人の普通免許の更新が両目で0.7以上(B判定相当)なのでほとんどのものが見えていると思って結構です。

また、初めてメガネを作る時に矯正視力といってメガネを掛けてどれくらい見えるかの数字を1.0や1.2で希望されることがありますが、初めてのメガネの場合慣れにくいことも考慮して0.9くらいに合わせるパターンもあります。その場合、メガネを掛けてもB判定なんですが大人なら免許の更新に受かるレベルなのでそんなに心配はいりません。

逆に強すぎると、お子さんの場合気持ち悪いからかけないといった事も考えられますので、あくまで本人が快適に掛けられて、裸眼(メガネを掛けてない状態)よりもよく見えることが第一に重要視される事です。

視力が悪い基本的な原因

屈折異常なし ©︎ninolog

人間がモノを見る時は、光が角膜→水晶体を通って網膜上に結像することで「見る」ことが出来ています。

しかし、網膜上で結像しない場合はモノを綺麗に見ることが出来ません。

色々な原因がありますが、基本的なものをご紹介します。

近視 ©︎ninolog

一番有名な「目が悪い」状態は「近視」と呼ばれる状態です。本来であれば角膜と水晶体で曲げられた光が網膜上に結像するのですが、何らかの原因で網膜よりも手前で像が結像してしまい、近くのものしか見えない状態です。

逆に言えば『近くは見える』状態でもあります。

多くのお子さんも近視の影響で遠くが見えてないことがほとんどです。(例外もあります)

仮性近視とは?

眼球断面図 ©︎ninolog

一言で近視といっても何種類かありまして、代表的なものが

『屈折性近視』
・角膜または水晶体のカーブが強く網膜より手前で像が結像してしまう状態

『軸性近視』
・眼球自体の長さが長く網膜と角膜の距離が離れてしまい、網膜よりも手前で像が結像してしまう状態
軸性近視の場合は眼球の成長とともに近視の進行も止まると言われています。

の2種類です。

『屈折性近視』の中でも、検査で発見しにくいものが

『仮性近視』と呼ばれるものです。

眼のピント調節に使う毛様体筋が緊張状態から戻りにくくなることで起こるとされています(諸説あり)
眼は近くを見る時に水晶体という虫眼鏡的役割を担う部分を厚くしてピントを合わせています。   

長時間見ていると、毛様体筋が緊張した状態から戻りにくくなってしまいピントが近くにあったまま遠くがぼやけてしまいます。
仮性近視の原因としては以上のようなものが考えられています。

これを確認するためには、検査前に眼の調節力を奪う点眼(目薬)などが必要ですので、眼科さんで検査していただけると確実かと思います。

遠視 ©︎ninolog

遠視というと皆さん老眼と混同されている方が多いのですが厳密には大きく違います。

また近視の逆で遠くが見える目とも勘違いされやすいですがこれも間違いで、「遠くも近くも見えにくい」のが遠視の特徴となります。

上の図のように遠くのモノを見ようとすると網膜よりも奥で結像しますので仮性近視の説明でも記したように水晶体を膨らませる必要があります。

つまり、普通に遠くを見る状態で毛様体筋が緊張しているので非常に疲れやすいとも言えます。もちろん、近くを見る場合はさらに水晶体を使ってピントを合わせますので相当な力が必要になります。

遠視は角膜の光を曲げる力が強すぎたり、眼球の長さ(眼軸の長さ)が短い状態を指します。ですので、生まれて間もない赤ちゃんはほとんどが遠視状態とも言えます。

結局、眼鏡屋と眼科どっちに行けば良い?

結論から言うと、まずは『眼科さんへ』行くのが良いと思います。

もちろん、直接眼鏡店でも大丈夫ですが、万が一検査で数字が出にくい場合などは眼科さんへご案内されることもありますので、お客様にとっては二度手間になってしまう可能性があります。

個人的な目安ですが、13歳くらいまではできるだけ頻繁に眼科さんの検診をされることをお勧めします。何もなければそれで安心ですし、万が一何か問題があっても早期に発見することで対処しやすいといったメリットもありますよ。

そんなお子さんにおすすめのメガネ『Junni』シリーズ

OWNDAYS公式HPより

私たちが子供だった時は、いかにも子供っぽいデザインしかなかったのでメガネをかけるのに抵抗があったんですが、今や大人顔負けのおしゃれなものがたくさんあります。

特におすすめなのが

OWNDAYSの『Junni』シリーズ

子供用はサイズ感も重要ですので、店頭で選ぶ際は必ず店員さんを呼んで一緒に選びましょう!きっと良いアドバイスをもらえますよ!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です